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赤んぼ少女〔通常版〕

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赤んぼ少女〔通常版〕
『もう少しタマミちゃんに愛情を持って撮ってほしかった』
2005年に公開された、楳図かずお恐怖劇場「プレゼント」を撮った山口雄大監督が、
再び楳図作品を映像化するというので、かなり楽しみにしていましたが、正直、ガッカリの出来でした。
原作は、まるで、恐れる側よりも、恐れられる側(タマミちゃん)視点で描かれたかのような作品で、
故に読んでいるうちに、加害者側のタマミちゃんに「なんだかかわいそう」と読者が感情移入してしまう・・・
というような、楳図作品には珍しい作品でした。
しかし、この映画では、タマミちゃんを単なる「モンスター」として描いてしまっています。
監督と脚本の方は、原作にあったタマミちゃんが陽子に言う肝のセリフ、
「おまえはわたしにいじめられてばかりいたと思っているだろうが、ほんとうはおまえがわたしをいじめていたのよ」
を、一体どう解釈したのでしょうか!?
(ちなみにこの映画では、原作と違って、タマミちゃんは話す事も歩く事もしない設定)
それに、見せ場を作る為にか原作のシーンを無理矢理派手に仕上げたような、
かなりグロいシーンが度々あって、不愉快極まりなかったです。
この話には派手なスプラッタシーンは必要ないと思うし、事実、映画の中でも浮いていました。
出演者や音楽、タマミちゃんの造形等は素晴らしかったし、
所々に原作ファンをニンマリ・・・とさせるシチュエーションがあるものの、
「タマミちゃんをどう描くか」という根本的な部分が間違ってしまった為に、
非常に残念な結果になってしまった作品です。
原作ファンには到底オススメできませんが、
逆に、「この話にそんなに思い入れ無かったから、面白かったぁ」と思った方は、
原作のタマミちゃんの方は、こんな「ヒドい子」じゃないですので、ぜひ原作を読んでね。
「2008年8月より全国19館にて公開!タマミのせつない行動に涙する女性が続出!」
・・・って、この映画じゃ絶対にあり得ないって!!
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